Explore multi-modal and multi-layered biology

LSBM では高精度かつ高解像度な次世代シーケンサー解析技術や質量分析解析技術を用いて、生命科学における未解明な根本原理の解明、がん、メタボリックシンドローム、免疫疾患の発症の原理の解明を行っています。LSBM ではこれまで、がん・生活習慣病に関わるクロマチン構造、エピゲノム酵素複合体、オンコメタボライト(がん代謝物)を明らかにしてまいりました。従来の栄養学では、糖質、タンパク質、脂質はそれぞれ独立したパラダイムで研究されてきました。しかし、最近の研究から疾患栄養学の概念は大きく変わろうとしています。これまで別々に扱われてきた糖質、タンパク質、脂質は、中間代謝物(アセチル CoA やケトン体など)を介して相互補填し、生命システムに影響を及ぼすことがわかってきました。LSBM では、ゲノム、エピゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームを統合した多階層オミクスの統合解析を行い、以下の3つを目指します。 (1) 生命現象と疾患発症を説明する生命システムの解明 (2) 環境変化によって誘導される生命システムの遷移の解明 (3) 「ニュートリオミクス」の視点からヒト疾患の治療法の開発

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