柳井 秀元

PROFILE

2005年3月 東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻博士課程 修了
2005年4月 東京大学大学院医学系研究科 学術研究支援員
2006年4月 東京大学大学院医学系研究科 助手
2007年4月 東京大学大学院医学系研究科 助教
2012年4月 東京大学生産技術研究所 特任助教
2014年7月 東京大学生産技術研究所 特任准教授
2019年4月 東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授

FIELD OF INTEREST

炎症反応は生体の防御・恒常性維持に必須ですが、一方でそれが異常に持続したり過度に増強あるいは減弱した場合には多くの疾病の原因となります。実際、自己免疫疾患や感染症など、従来から炎症との関わりが知られていた疾病に加え、がん、代謝病、循環器疾患など多くの病態発症に炎症が関係していることが判明しつつあります。これらは世界的に深刻な疾病であることから炎症のメカニズムを解明し、関連疾患の病態解明やその予防・治療法を開発することは広く社会からも期待されています。炎症疾患制御分野では、疾患に関わる複雑な炎症・免疫応答について、確固とした分子生物学を土台としながら、新しい技術や考えを積極的に取り入れた先端的研究により解明することを目指しています。また、疾患の治療法の開発に向けた応用研究にも取り組んでいます。以下の3つのテーマを主軸に研究を行なっています。

 

研究テーマ

  1. HMGB1による炎症・がんの調節機構の解析
  2. 細胞が放出する炎症・免疫制御分子の同定と解析
  3. IRFファミリーによる炎症・免疫制御機構の解析