PROFILE

2002年 開成高等学校
2005年 東京大学 教養学部理科II類
2007年 東京大学 理学部生物化学専攻 (卒業研究:坂野 仁 研究室)
2009年 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士前期課程(濡木 理 研究室)
2011年 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士後期課程(濡木 理 研究室)博士号取得(理学)
2014年 スタンフォード大学 医学部 分子細胞生理学科 博士研究員(Brian Kobilka Lab)
2019年 東京大学 大学院総合文化研究科 先進科学研究機構 准教授
(大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系 准教授)

FIELD OF INTEREST

自然というのは凄いもので、気が遠くなるほどの時間をかけて進化してきたタンパク質というのは、どれも驚くほどの不思議に満ち溢れており、見ていて飽きません。それ故に、その機能の構造基盤を化学の言葉で理解した時の興奮、その機能を改変し自然を乗り超えた時の喜びというのはひとしおです。近年の急速な技術発展によって、タンパク質の立体構造を解明するだけで精一杯だった時代は終わりを告げようとしています。私達の研究室ではその一歩先、すなわち得られた構造情報を最大限生かすことで、異分野に変革をもたらす研究ツールや創薬シーズの開発を目指します。それは社会のニーズに応えるという応用的側面を持つだけではなく、構造解析を経て理解した(つもりになった)私達の知識を試すという意味で、非常にチャレンジングかつ知的にスリリングなプロセスです。意欲と熱意に溢れる学生、ポスドクの参加を期待しています。