谷口維紹先端研フェローが米国がん学会アカデミー・フェローに選出

谷口維紹先端研フェローが今年4月に米国がん学会の2021年度のアカデミー・フェローとして選出されました。

 

米国がん学会(AACR: American Association for Cancer Research)は米国臨床腫瘍学会(ASCO)と共に米国を代表する学会であり、 毎年、世界的に優れたがん研究の業績を挙げた研究者をアカデミー・フェローとして選出しています。谷口維紹フェローは知能顧問(Brain trust)として、世界的ながんの予防・治療等に貢献するために研究、教育、連携、科学政策、研究ファンデイング等でAACRへ貢献することが期待されています。

 

【コメント】
この度、AACRアカデミー・フェローに選出されたことをたいへん光栄に思います。 私は長年AACR と共に活動してきましたが、中でも2002~2008年にAACR国際問題検討委員会の座長を務めたことが印象深いです。依頼を受けた時、何故日本にいる私が?という疑問を持ちましたが、学会から“この委員会はAACRがあくまで世界の国々が抱えたがん研究推進における課題を如何にして支援するか、について具体的な課題抽出を行い、解決に向けて実践して行くのか、を検討する委員会だ”とのことでしたので受けさせていただきました。 「がんに国境はない」が合言葉でもあったと思います。アラブ地域でのシンポジウムの開催など思い出は多いです。まだまだ未熟の身ではありますが、先端研の皆様と研究をエンジョイさせていただくと共に、少しでも次世代を担う皆様のお役に立てれば、という思いでいっぱいです。 どうか私でできることなどありましたらなんなりとお申し付けください。

 

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