来る6月8日(金)~9日(土)は東大駒場リサーチキャンパス公開2018です。キャンパス公開は、先端科学技術研究センター、生産技術研究所などが合同で開催する年一度の恒例行事で、普段は立ち入ることのできない研究室内部の見学や、世界トップクラスの研究者たちによる最新の研究成果などに触れられる貴重な機会となっています。
システム生物医学ラボラトリーでは下記のとおり講演会を開催します。
ご参加いただきありがとうございました。
タイトル:「計測・情報科学をもちいた新しい生命科学の潮流」
日時:平成30年6月8日(金)14:00~17:00
場所:先端研3号館南棟1階 ENEOSホール
講演内容:
私たちの体は、生まれてから死ぬまでたえず変化し続けます。生命情報科学は生体内で起こっていることを観察し、そのしくみを理解することで、医学や健康へと応用できる学問です。バイオの最先端の計測、計算、解析技術をもちいて、がん、代謝、ドラッグデザインに迫る研究について紹介します。
◊ 心臓病をゲノム科学で理解する -あなたの心臓、大丈夫ですか?-
野村 征太郎(ゲノムサイエンス分野)
◊ 理論物理学とスーパーコンピュータによる新しい分子バイオロジーと分子デザイン 山下 雄史(理論超分子科学分野)
◊ データサイエンスのテクノロジーでがんゲノムを読み解く
上田 宏生(生命データサイエンス分野)
◊ 不均質ながん細胞の振る舞いを計測するDNAメモリーデバイス技術
石黒 宗(合成生物学分野)
◊ Seeing is believingの向こう側。機械学習駆動型セルソーター
太田 禎生(ロボティック生命光学分野)
◊ 寒さが脂肪を燃やす体質をつくる
松村 欣宏(代謝医学分野)
◊ がんが過酷な環境に適応し悪性化する仕組み
大澤 毅(ニュートリオミクス・腫瘍学分野)
◊ 全ライフコースにおける高血圧と糖尿病性腎症に関わるエピジェネティクス機構の解明
丸茂 丈史(臨床エピジェネティクス分野)