Staff

システム生物学領域/クロマチン分野

Interaction of Dendrtic Cells and T Cells

教授
新井 賢一
Professor Ken-ichi ARAI
専門分野: 生化学、分子生物学、分子免疫学、分子医科学
研究内容: 細胞の増殖・分化、幹細胞複製、クロマチン構造と遺伝子発現、受容体シグナル伝達、免疫細胞ネットワーク制御

樹状細胞とT細胞の相互作用
クロマチン形態と遺伝子制御の視覚化

樹状細胞とT細胞の相互作用

免疫応答は、細菌、ウイルス等、様々の病原体に対する自然免疫と、抗原特異性を持つ獲得免疫に区分され、 樹状細胞やマクロファージ等の抗原提示細胞とT細胞・B細胞の相互作用を通して免疫ネットワークが駆動される。 ヘルパーT細胞は、樹状細胞が産生するIL-12によりTh1に分化するが、IL-12が産生されない場合には、 オートクリンまたはパラクリンに供給されるIL-4によりTh2に分化すると考えられる。 抗原刺激に応答して、Th1、Th2は、それぞれ、IFNg、あるいはIL-4とIL-5を産生するが、 両者の遺伝子発現プロファイルの相違は、両者のクロマチン構造の違いにもとづいている。

クロマチン空間配置の可視化と遺伝子制御

ゲノムの転写制御を含めたエピゲノム情報は、クロマチン構造に関する情報である。 クロマチン機能は、コアやリンカーヒストンなどヌクレオソーム成分の構成と修飾状態等の構造要素に規定されるが、 クロマチンが高次構造を形成する仕組みには未知の点が多い。


図1 Th1/2分化の制御に関する仮説


図2 染色体クロマチンの核内空間配置と構造を可視化し、染色体機能の制御、 特にエピジェネティックな制御との関係を明らかにする