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2011.07.05

LITDD:富士通と連携したIT創薬研究室(Laboratory for Information Technology based Drug Design; Fujitsu)開設される

富士通と東京大学先端科学技術研究センターは、連携してスーパーコンピューターを駆使した低分子医薬品の設計のための研究室LITDDを目黒区駒場先端研の4号館503号室でスタートさせました。

富士通と先端研システム生物医学ラボラトリーは協力して、がんと生活習慣病などの標的タンパク質の同定と発現、大阪大学工学部井上豪教授と連携しての結晶構造解析をすすめます。これをもとに、スーパーコンピューターにより分子フラグメントからの低分子医薬品設計と、分子動力学での結合自由エネルギーの予測を進め、創薬の過程の時間と費用を一気に短縮するプラットフォームを作成します。

設計された化合物の合成と体内動態、安全性の検討をすすめ医薬品化する製薬企業との連携をすすめておりすでに3社の有力企業との連携の検討がすすんでいます。領域としてはがん、生活習慣病、感染症などひろい領域が検討されており、我が国の低分子治療薬の開発を画期的に革新する事が期待されます。

LITDDは、先端研で構想している世界的な拠点となるセンター(CITDD)の準備機関としても位置づけられており、責任者となる富士通の松本俊二氏は先端研客員研究員としてCITDD準備室長も兼任されます。LITDD室長には、分子フラグメント設計の権威の富士通の朝永惇氏が客員研究員としてあたられます。

先端研では富士通の設計による38テラフロップスのスーパーコンピューターを稼働させ抗体医薬品の改変設計をすすめています。この夏の電力不足に対し、現在140KWのガス発電と30KWの太陽光発電の設置をすすめており、節電体制の中でもスーパーコンピューターを用いた研究環境を充実させる基盤作りを協力にすすめています。

新しい研究室の発足記念会は9月9日の午後に予定されています。


PRESS RELEASE:
東京大学 先端科学技術研究センターと富士通 世界に先駆けて実用化を目指す、新しいIT創薬技術の共同研究を開始(富士通株式会社)