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2007.5.14

新しい知的財産管理支援技術を開発
−電子署名と時刻認証を併用した電子メールシステムの構築−

 今般、国立大学法人東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区、宮野健次郎所長、以下東大先端研)の井原茂男特任教授、大田佳宏研究員および佐藤修研究員は、電子署名と時刻認証を併用した電子メール技術を用いた、先端科学技術情報保護を目的とする新しい知的財産管理支援技術システムを開発しました*。
* 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)からの委託による研究成果(平成18年度 知的財産管理支援技術開発事業)

 研究開発成果の市場価値が非常に高くなる研究を、競合する複数の関連企業と産学連携プロジェクトの体制で行う場合、成果の発端となるアイディアを「いつ」「(どこの)誰」が出したのかを公正に記録し、後に明示できるようにしておく必要があります。今回開発に成功した新しい技術を用いると、時刻認証(タイムスタンプ)により「いつ」が、また電子署名により「誰」が同時に特定されて、アイディアの優先権を主張することが可能になります。またメールのやりとりは適正に保存・保護されるため、本システムは新たな知的財産管理支援への寄与が期待されます。
 今般、日本ベリサイン株式会社の電子署名を用いたメール認証システムに、セイコープレシジョン株式会社の時刻認証システムを組み合わせ、電子メールに送信時刻のタイムスタンプを記録しかつ電子署名を施すことで、改ざん、なりすましを防止し、情報の発信源及びのその内容を明確にする新規の電子メールシステムを構築しました。
 今後、NEDOの「新機能抗体創製技術開発」事業(リーダー:児玉龍彦 東大先端研教授)のなかでの利用をさらに積極的に推進し、今後の様々な産学連携を通して、知的財産管理支援システムの標準化を目指します。

ニュースリリース:
時刻認証電子メールを使った遺伝子・新薬開発等の先端科学技術情報保護システム新たな情報基盤を提案
(PDF:192KB)
お問い合せ:東京大学先端科学技術研究センター
経営戦略企画室広報担当 神野
E-mail:communication@rcast.u-tokyo.ac.jp


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