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2005.07.26

『ゲノム創薬 −個別化医療とゲノムデータマイニング−』 出版のご案内

 

LSBM 増殖シグナル分野の野村仁教授の著書が刊行されました。

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新・生命科学ライブラリ バイオと技術 5
ゲノム創薬 −個別化医療とゲノムデータマイニング−
東京大学教授 野村 仁 著

  A5判 / 152 頁 / 定価1680円 (本体1600円+税)
 ISBN 4-7819-1101-3 / 刊行2005年7月 / 発行:[サイエンス社]

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<著者による紹介>

 本書は筆者が永年製薬企業の基礎研究部門で培ってきた「くすり」に関する知識をもとに、現在万人に公開されているヒトゲノム情報を如何に創薬に結び付けていくかについて考察したものである。
 創薬の歴史を概観すると、当初は最大公約数的な対症療法だったものが時代の要求、特に副作用に対する関心の増大に対応して、より理に適った治療法あるいはより原因療法に近いものが求められる様になった経緯が理解できる。そしてこの流れの究極に位置するのが分子標的療法であり患者毎の反応性の違いに対応した個別化医療である。
 多額の資金投入により実現したヒトゲノム情報が万人に公開された理由の背景には、得られた情報の価値をフルに有効活用するにはpublic domainの競争力に委ねるのが最も適当という賢明な判断があると思われる。情報公開という意味では同様に、従来難解な専門用語の羅列で記述されていた医学・薬学の領域を分子間の相互作用で説明していく事により、より幅広い層の人達が正しく疾病の成因と治療法の原理を理解する事が可能となる。
 さらにゲノム情報がより学際的な研究対象あるいは研究の為のツールとなる事により、より豊かな発展が期待できる。その様な期待も込めて本書では特に教養課程から学部卒までの比較的若い学生を念頭にNCBIデータベースを用いたゲノムデータマイニングの実際についても解説を加えた。
 多くのトピックスは筆者の興味に由来しているので必ずしも全ての網羅を意図したものではないし、また筆者自身がゲノム解読終了以前に行ったデータマイニングについては諸般の事情から特許出願は行ったが論文投稿は差し控えたものが含まれている事を一言付け加えておく。


<サイエンス社のWebサイト>