上皮性細胞株A431の細胞間接着部分へのPIP5Kg635局在の観察
PI5Kαは従来、細胞が基質と結合しているときの接着斑(インテグリンによる接着)に局在することがしられています(Nature)。秋山博士らは違うタイプのPI5Kγが細胞と細胞の接着面(カドヘリンによる接着)に局在することを発見しました。
上皮細胞の細胞間接着結合の形成にはアクチン重合が重要な役割を有することが知られています。本研究では、アクチン重合化を引き起こす細胞膜構成リン脂質ホスファチジルイノシトール-4,5-2リン酸を産生する酵素
ホスファチジルイノシトール 4-リン酸5-キナーゼ(PIP5K)のアイソフォームPIP5Kg635が、上皮性細胞株A431の細胞間接着部分において、重合アクチンおよび接着結合の構成因子であるE-cadherinおよびb-cateninと共局在することが観察されました。PIP5Kg635は細胞間接着構造の形成と維持に関与していることが考えられます。
Akiyama C, Shinozaki-Narikawa N, Kitazawa
T, Hamakubo T, Kodama T, Shibasaki Y. "Phosphatidylinositol-4-phosphate
5-kinase g is associated with cell-cell junction
in A431 epithelial cells."
Cell Biology International, accepted Feb.
5th, 2005.
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